よく遊び、よく学べ

アラフォー・高卒・三児の母が、通信教育で教員免許(小学校&特別支援)取得を目指す日常。

思いを言葉にできないことの辛さ、社会は言葉で成り立っている

もともと月9のドラマには興味がなくてチェックしてなかったのだけど、
評判を耳にして、ちょっくら見てみました。オンデマンドで。次の放送までの間は無料で見られるので。
 
 
 
※ネタバレあります。
 
 
 
 
福山雅治演じる、元ミュージシャンの臨床心理士と、吃音症を抱える女の子のお話。
女の子を演じるのはシンガーソングライターの藤原さくら、女優デビュー作らしい。役名もさくら。
新人だけど、話し方といい声のトーンといい、すごく雰囲気出せてる感じがするなぁと。
 
私が胸を打たれたシーンのいくつか。
 
さくらは自動車整備工場で働いていて、
コミュニケーションが上手く取れない事から上司にも認められないというありさま。
ある日新人が入社して、歓迎会の幹事を任される。
幼馴染のルームメイトに予約を頼むも、幼馴染が結婚することになり、もう頼れないと思ったのか、さくらは1人で居酒屋の予約にチャレンジする。
何とか予約できたかと思えば、
社内の女の子たちが、やっぱりもっといい店があっただの盛り上がって、あっさりキャンセル。
 
吃音症を治そうと思っていた矢先だったので、
自暴自棄になって、以下のセリフ。
 
吃音じゃろうがなかろうが私の人生変わりゃーせん!」
(広島出身の設定)
 
 
それから、
さくらは幼馴染に、ストレスをぶつけ、
思わず「結婚して欲しくない」と言ってしまう。
すると、自立してほしいという思いから、幼馴染は「みんな応援してるんだよ」と言うのだけど、
「そういうのが嫌なんだ!まみ(幼馴染)まで上から目線で!」
 
 
そして、1話のラスト。
元ミュージシャンの神代のギターと、さくらの歌の偶然生まれたセッション。
話せないさくらの口から自然と奏でられる歌声と、バンドメンバー(婚約者?嫁?彼女?)を失ってギターを弾かなくなった神代が再び奏でるギターと、
そして歌いながらぼろぼろと涙を流すさくら。
 
 
もう…もう…
ダメだ、
涙腺崩壊(T_T)
 
 
さくらの辛さが痛いほどわかってしまって、
胸が苦しくなるほどでした。
 
 
……
吃音症は原因が分からず、持って生まれた性質の上に心理的なストレス等によって発症する事が多いと言われています。
 
緊張するから「どもる」と言われていた事もあったらしいですが、
「どもる」から緊張する、緊張して話せなくなる、といった方が正しいようです。
 
主に幼少期での発症が多いとされています。
 
 
そして、発達障害と併発することもあります。
 
また、発達に偏りのある人にも、言葉の困難さというのはよく見られます。
これは心因的なのではなく、短期記憶の発達が遅れていたり、想像力が普通の人と違っていたりする事で生じると言われています。
 
だけど、決して感情が無いわけでもなく、言葉を知らないわけでもありません。
表現したい思いを心にあふれそうな程抱えているのです。
でも、それらを表現する方法が分からないと、人とコミュニケーションをとる事が難しくなるので、すると、社会性の発達も遅れてくるのです。
 
イメージしやすく例えるなら、
心にある思いを、日本語ではなく別の言語で話せ、と言われている状態です。
ほとんどの人は日本語以外の言語は、学ばなければ身につかないと思います。
 
だから、表現する方法さえ学ぶ事が出来れば、心にあふれた思いを表現する事が出来るようになるのです。
 
発達の偏りのある人たちは、空気が読めないだの、相手の感情が分からないだの、言われますが、そんなのはウソです。
 
むしろ、人一倍相手を知りたいと思ってます。人一倍思いを表現したいと思っています。でもその方法が分からないから苦しいのです。
そして表現できないことを理解してもらえないと更に苦しくなります。
 
 
吃音症で苦しんでいる方たちも、きっとそんな感じだと思うのです。
人が社会で生きていくには「言葉」がとても重要なのです。
 
このドラマの展開を楽しみにしたいところです。